社会福祉法人 天寿会
令和6年(2024年) 理事長挨拶

 

令和6年度のご挨拶

 

社会福祉法人 天寿会    

理事長 堂 前 文 男

 

政治資金パーティーを始めとする政治不信の拡大、物価の高騰下に於ける賃上げ等様々な課題を抱えて新年度がスタートしました。高齢者・障がい者に関わる事業所においては、報酬改正や制度改訂への対応に追われる中での新年度となりました。今回の報酬改定では、多くの増収は見込めず、人員の確保や物価高騰への対応等々社会福祉法人の抱える厳しい状況は変わらず、今年度も覚悟しなければならないスタートとなりました。

白老町においても,引き続き人口減少傾向は著しく、後期高齢者を含めた人口減少は、法人サービスの対象である利用者確保が一段と困難な状況となっております。担い手不足だけではなく利用者不足も深刻になり、近い将来、事業の継続が困難となる懸念も強まっています。介護・福祉の担い手不足が、対象者に必要な福祉サービスの減少となり、サービス不足が利用者の町外への転出を招くという悪循環を招いています。

内外に於いて様々な課題を抱えての新年度ですが、法人としては、雇用の確保と利用者の確保に全力を傾け、白老町や関係諸団体ともより一層の連携を深めながら、法人事業を推進していく所存であります。

社会福祉法人天寿会は、このような大変厳しい状況下にはありますが、法人理念であります「利用者と共に歩み、笑顔と安心を提供」出来るよう今年度も事業を推進していく所存でありますので、今年度もご支援・ご協力のほど宜しくお願い致します。